いつもお読み下さりありがとうございます。マル日記になります。マニラは交通渋滞がひどく、15分で行ける距離に30~45分くらいかかることもあるくらいです。そのせいか、フィリピンの方は渋滞を理由に遅刻される方が多いように感じます。フィリピン人のオーナー様と日本人のクライアント様を引き合わすことが多い弊社ですが、日本人のクライアント様を待たせてしまわないように、日々意識をしております。
今回のブログでは、現在建設中のマニラ地下鉄がもたらすであろう不動産価値について考察したいと思います。2019年12月より工事着工されました、メトロマニラの地下鉄ですが、パンデミックの影響を受け、2025年に一部開業、2027年に全面開業予定となっています。2023年8月現在、マニラ市を走る鉄道は、国鉄(PNR)、軽量効果鉄道(LRT)が2路線、首都圏鉄道(MRT)の3種類4路線です。既にある鉄道の延伸も計画されていますが、マニラの鉄道話の目玉は地下鉄でしょう。というのも、浸水が多いマニラにおいて地下鉄を建設出来るか多くの人が懐疑的だったからです。それがついに建設が開始され、完了も遠くないのです!以下では、地下鉄が開通されることでもたらされる不動産価値への影響について見ていこうと思います。
1.不動産価格の上昇
新しく地下鉄が開通することで、駅周辺の不動産価格は上昇するでしょう。それは、駅周辺にある不動産は非常に便利であるからです。これまではバスや自動車などを使わないと行くことが出来なかったような場所でも、地下鉄一本で行けるようになるのです。それは住民としてもビジネスとしても魅力的で、駅近くの不動産の需要が高まるのは想像しやすいことでしょう。
2.開発機会の拡大
地下鉄の駅の中には、未開発の地域もあります。駅が建設されることで、商業施設、住宅複合施設やオフィスビルなどが建設されることが予想されます。将来的な希望を多く持ち、地域の活性化や経済への刺激をもたらし、投資家の方々にも魅力的な場所になることでしょう。また、開発のために新たな雇用が創出されます。建設業やサービス業などで新たな雇用機会が生まれ、不動産投資における需要を促進する要因になりえます。
3.交通渋滞の緩和
地下鉄の開通により、通勤や通学に自動車を使用する必要がなくなるかもしれません。マニラは交通渋滞がひどく、朝や夕方の通勤時間にはほぼ全く車が進みません。地下鉄のおかげで自動車通勤者の数が減少すれば、交通渋滞の緩和が見込まれるでしょう。ストレスない交通手段を利用できるため、魅力的な居住地域になる可能性を秘めています。
4.長期的な成長
地下鉄は都市の魅力を高め、観光客や新しい住民を引き寄せることがあります。地下鉄の駅が出来ると、ジプニーやバスなどの他の交通機関も駅から放射状に延びていくので、さらなる成長も見込めます。そういったインフラストラクチャーの拡大や周辺地域の発展が見込まれるため、長期的に不動産価値が上昇していくことでしょう。また、地下鉄利用が一般的になれば、不動産需要が持続する可能性が高まります。これにより、不動産投資家は安定したキャッシュフローを維持することができます。
地下鉄が建設されることで、以上のような、不動産価格の上昇や開発機会の拡大、渋滞の緩和、長期的な成長が見込まれます。これらの要因のおかげで、不動産価値を長期的に高めることになります。マニラは更なる発展が見込まれるので、ぜひ興味をもっていただきたいと思います。投資には信頼のおけるパートナーが必要です。不動産管理でご不明な点がございましたら、お気軽に弊社にお問い合わせください。
追記:このブログ記事で提供される情報は、教育目的のみであり、金融や投資のアドバイスではございません。不動産に関連する決断を下す前には、必ず十分な調査を行ったうえで、専門家にご相談ください。
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