Magandang umaga po! おはようございます。マルです。早速覚えたタガログ語を使ってみました(笑)。本日は東南アジアらしい(?)曇天です。東南アジアの国を何か国か行った私の経験では、東南アジアの国々ではあまり晴天を見たことがありません。もちろん晴れ間が見える日もあるのですが、曇りないしは雨(特に雨季では)が多い気がします。私が雨男なのでしょうか?
フィリピンに滞在し始めて4日が経ちました。インターン生としての仕事も増えてきたり、職場の方とのコミュニケーションも増えてきたりして、少しずつフィリピンの生活にも慣れてまいりました。職場の皆さんとの会話の中で見えてきたフィリピン人の生活について触れたいと思っています。
まず感じたのは朝が早いことです。交通渋滞が起こる前に出社・登校したいからでしょうか。日が昇る前から多くの車が動いているように思えます。8~9時くらいになると、マニラは交通渋滞がひどいので、まともに移動できません。車だけではありません。バイクなどもあちこちで散見できます。ただ、タイやベトナムの人々より、フィリピンは自動車を利用している方が多いと思います。タイやベトナムはバイクが多く、ハノイに行ったときはバイクの台数が国民の数を上回るのではないかと思うくらい、至る所で走っています。もちろんフィリピンもバイクが走っており、バイクタクシーもいるくらいです。ちなみにBedandGo Inc.の出勤時間は7時か8時です。日本の企業からしたら1~2時間早い出勤かと思います。私は日本でホテルのアルバイトをしており、早い時間の出勤にも慣れていましたが、一般的な企業に勤めているからしたら少し驚くかもしれませんね。

朝のアヤラ通り
少し話はそれますが、3月の日本の新聞に、フィリピン特有のバス、ジプニーが近々無くなるかもしれないという話が書かれていました。ジプニーは元々アメリカ軍が乗っていたジープを改良して、公共交通機関にしたものなのですが、排気ガスを多く排出してしまいます。環境保護をうたう近年の流れより、環境に良くないジプニーを無くそうという意見がフィリピン国内で起きているようです。ただ実際にマニラで過ごしていて感じるのは、ジプニーは国民に欠かせない交通機関であるということです。鉄道もありますがそこまで発達しておりません。車やバイクは持っていない方も多くいるでしょう。それゆえジプニーが市民の足になっているのは確かです。

ジプニー
続いて感じたことは、分け与える精神が強いことです。今日のお昼は、社員の方3人と共にしました。各自お弁当を用意していたり、近場で買ってきたりして楽しく食事をしていました。私にとってもお昼休みは、皆さんと仕事以外の会話もできる時間ということで非常に楽しみにしています。皆さんとの会話では、フィリピンのポピュラー料理を教えてもらったり、近くのオススメレストランを教えてもらったり、逆に、日本語の「すみません」の使い方をレクチャーしたりしていました。すると、ある方が私にLeche Flanというプリンのようなものをくれました。そしたらまた別の方がミスタードーナツをくれたり、他のところにいた方もBananaQというフィリピンのスイーツを持ってきたりしました。日本でも、食べ物をシェアする人はいるかもしれませんが、フィリピンの方のほうがシェアの精神が強いかもしれません。もしかしたら私がインターン生として入ってきたから、ウェルカムな気持ちを込めてシェアしてくれたのかもしれません。どんな理由であれ、皆さんが普段食べているものを一緒に食べることが出来てとても嬉しかったです。

BananaQ
さいごに気づいた点は、いい意味で緩いことです。ミーティング中なのにInstagramを開いていたり、音楽を聴きながら仕事をしていたりと、日本の一般企業に勤めている方からしたら非常識にも思える行動が見られます。ただ、その「非常識さ」は日本人の視点であって、フィリピンの方々はそこまで思っていないはずです。私はその緩さを日本も取り入れていいのではないかと思うのです。真面目な日本人はルールに則ることが重要で、居心地の良さ・快適さは後回しです。もっと柔らかい気持ちで仕事をしたら、ストレスを抱え込むことも減るのではないかと思います。自殺者が多い日本に、この緩さを組み込むことがあってもいいのではないかと思います。もちろん、日本人は真面目だからこそこれだけの大国になったのだと思います。生産性でいえばまだまだ、厳格な日本の方が緩いフィリピンに勝っていますので、真面目であることのメリットももちろんあるのです。ただ、仕事のストレスで、過労にとって、命を捨てる方がいるくらいであれば、もう少し緩い気持ちで仕事をしてもいいのかなとも思います。
まだ4日しかフィリピンに住んでいないのにもかかわらず、偉そうにフィリピン人の生活について述べましたが、以上が私から見たフィリピンの特徴です。1週間、2週間と過ごしていくなかで、よりフィリピン人の営みが見えてくるかと思います。日本との違いはすでに多く感じていますが、その違いが必ずしも劣ってるわけではなく、日本も彼らから学ぶべきものも多くあります。あくまでも対等な立場で彼らに接するべきであって、そういう視点に立つことでようやく異文化理解が出来るようになると感じています。これから任していただける仕事も増えるかと思うので、これまで以上に頑張りたいと思います!
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